絵本を読んでいるバブの元へ政宗さんがきた。
きた、と言うより、政宗にとっては通り道だったのかもしれない。
でも政宗はあえて、バブに擦り寄って歩いて行く。
それに気づいたバブが「にゃんにゃー」と笑いながら、人差し指を政宗のお鼻に差し出す。
政宗も嫌がらず、いつものように鼻チューに応じる。
その後はバブは絵本に視線を戻し、
ブリは通り過ぎて、少し離れた場所に寝転がった。
今までだったら、バブが構いすぎて逃げられるか、
政宗が猫パンチで「やめて」の意思表示をするか、どちらかだった。
でも今は違う。
自然と挨拶をして、
自然に終わる。
いつの間にか2人の間で、
言葉のないルールみたいなものができていた。
「ここまでならいい」
「ここから先はやめておく」
教えたわけでもないのに、
いつの間にか、お互いが覚えていたらしい。
なんだかちょっと、羨ましい。
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