父はビールをティーポットで飲む人だった

実家での出来事。

父が「ビールを炭酸で割って、たっぷり飲みたいけどジョッキがない」と言う。

「大きいマグカップあるよ?」

と言う間もなく、父はガラスのティーポットを取り出し、ビールを注ぎ始めた。

ビールに氷、さらに炭酸水を注いで、満足そうに食卓へ運んでいく。

(父は昔から、なぜかビールを炭酸水か水で割る。)

……そっち?

大きいマグカップもあると言ったのに、選んだのはティーポット。

グラスの透明感が欲しかったのだろうか。

ティーポットの取っ手を持ち、そのままビールをグビグビ飲む父。

まぁ、本人が満足なら、それでいい。

そういえば私も、「買ったつもり貯金」など、あるもので何とかしようとするタイプだ。

節約というより、

「これで代用できるじゃん」

と考えることが多い。

だから父がビールをティーポットで飲み始めた時、

「変な人だな」

ではなく、

「……あ、私もこの血か。」

と思ってしまった。

この柔軟さ(?)は、父譲りなのかもしれない。

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この記事を書いた人

行動しながら考えるタイプ。
オーストリアが好きで、いつか移住したいと夢見ながら、日本で会社員をしています。
子どもとペットの政宗の日常や、旅の記録、好きなもの(食・本・インテリア)を、少しずつ言葉にしています。
ブログ内に登場する猫のイラストは、愛猫ブリティッシュショートヘア政宗の“皮を借りた”ねこかまちゃん。ゆるくツッコミを入れたりする、私の分身です。

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