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【映画】恋人はアンバーを見てきました

今年1番好きな映画に出会ってしまいました。

ゲイ同士の男女が高校卒業までカップルのふりをする、青春コメディヒューマンドラマ「恋人はアンバー」。
自分がゲイであることをを受け入れることができないエディと、レズビアンであることを隠したいアンバーの2人。この2人が最高にキュートで素敵でした。

この映画は脚本もキャストも個人的にツボで、今年見た中で1番好きです!!!

1995年、同性愛が違法でなくなってから2年後のアイルランド。同性愛者への差別や偏見が根強く残る田舎町で、自身がゲイであることを受け入れられない高校生・エディと、レズビアンであることを隠しているクラスメイトのアンバー。家族や同級生にセクシュアリティを悟られないように平穏に卒業を迎えるため、2人は“ニセモノの恋人”を演じることに!
性格も趣味も全く違う2人だったが、ぶつかり合いながらも、悩みや夢、秘密を打ち明けるうちに、唯一ありのままの自分をさらけ出せる、かけがえのない存在になっていく。しかし、一緒に訪れた都会・ダブリンで、運命的な出会いによって新たな世界に触れた2人は、“理想的”だったこの関係にも終わりが近づいていることに気づいてしまい…。

公式サイトより引用

感想

今回の映画のお供はコーヒーとチュロス。いつものごとく感想を綴っていきますよ。

90年台のスクールファッションが可愛い。

2人の高校の制服がすごい可愛いくて、90年代ファッションにほくほくしました。

アイルランドとかイギリスの制服ってめちゃめちゃ可愛いんですね。グレーのセーターにボルドーのネクタイがシックなんだけどすごい可愛い。こういう制服着たかったなー!

アンバーや女子生徒はハイソックスもボルドーカラーで、そこにワークブーツやパンプスを合わせているのが可愛くて、ちょっとした制服アレンジを見るのも楽しかったです。メイクもマスカラでまつ毛バチバチにしていたり、90年代の雰囲気を感じました。

制服だけでなくアウターもかわいくて、アンバーのイエローのPコートがアンバーの雰囲気に合っていて素敵だったなぁ。あとエディの着てたジャケットは、どこかで見たなぁと思ってたらソーイングビーで90年代がテーマの回でリメイク前にでてきたジャケットに似てました。当時流行ってたのかな。

出演:クローディア・ウィンクルマン, 監督:-, プロデュース:スザンヌ・ロック, Guest Actor:クローディア・ウィンクルマン
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アンバーについて

アンバーは女子ということもあり、エディに比べて考え方や態度が大人っぽい印象です。自分のことをよく知っていて、自分自身の問題もちゃんと認識しています。

同年代の子より考え方が大人っぽくて、こういうタイプの子は田舎町の学校生活はキツいよね…というカンジ。

田舎の閉鎖的な空間で、性的なことに興味津々の年頃の集団で過ごすのって、本当にきついんですよね…。ワタシも田舎育ちなので「わかるわ…この同調圧力と閉鎖的なカンジ…」とちょっと苦い思い出を思い出したりしながら見ていました。「バカばっかり!」って叫んじゃう気持ち、わかる…。

アンバーの魅力は「自分が何者で、どう生きていきたいのか」という考えがしっかりしているところです。彼女は父親を亡くしているので、きっとそこで自分の生き方を考え直したのかな。自分自身をちゃんと大切にできる彼女が、エディに自分を認めるように叱咤するシーンが愛が溢れていてとても尊いのです。

エディについて

彼もお年頃の友人に囲まれて、性的な話を振られるたびにゲイだとバレるのではないかとオドオドしているエディ。彼はお堅めの父親の影響で自己肯定感低めなカンジ。

この映画の舞台は、同性婚が認められた2年後。しかも、彼らの通う学校はゴテゴテのキリスト教主義学校。当時の空気と宗教観はかなり生きづらい環境ですよね。エディが自分のことを認められないというのは、当然な気もします。

でも彼は彼なりに、自分を守るためにすごく努力していて、そこがすごく魅力的でした。男らしくいるために軍に入隊するためのトレーニングに励んだり、女の子とキスを試みてみたり。これは彼が本当に望んだ生き方でなないのかもしれないけど、環境的に男らしい行動をすることが自分を守るための術だったのかなとおもいます。

アンバーのおかげで自分を認めることできて、彼が自分が本当に求めることに対しての一歩を踏み出せたシーンはワタシもアンバー並に泣けました…。良かった良かった…。

2人の未来はどうなるの?

この映画、終わり方がとても好きでした。卒業後の2人に関して明確には描かれていません。なので、ここからはワタシのこうなればいいなって妄想です。

アンバーは都会に出て自分の夢を実現できてるといいな。素敵なパートナーと過ごすだけでなく、自分のやりたいことがしっかりしているアンバーだから自分の夢を叶えてほしい!

エディはどうなったのか妄想しがいがあります…!バーとかクラブでドラァグクイーンとして活躍してそう。メイクが映えそうな顔立ちなので、ゴリゴリにメイクした未来のエディを見たい。案外ファッションデザイナーとかも似合うよね。絵上手だし。

アンバーとエディは一度離れることになったものの、未来で再会してほしいなぁ。多感な時期にお互いの気持ちをぶつけ合って、分かり合えた2人の友情が末長く続いて欲しいです…。

この最高にキュートな2人がお互いの人生を大切に、楽しんで生きていってほしい!と映画を見終わってから心底思いました。

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ささかま

オーストリア移住を夢見て、日本に住む会社員。 ペットの政宗、オーストリア、食、本、旅行記、インテリアなど雑多に綴っています。

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