実家での出来事。
父が「ビールを炭酸で割って、たっぷり飲みたいけどジョッキがない」と言う。
「大きいマグカップあるよ?」
と言う間もなく、父はガラスのティーポットを取り出し、ビールを注ぎ始めた。
ビールに氷、さらに炭酸水を注いで、満足そうに食卓へ運んでいく。
(父は昔から、なぜかビールを炭酸水か水で割る。)
……そっち?
大きいマグカップもあると言ったのに、選んだのはティーポット。
グラスの透明感が欲しかったのだろうか。
ティーポットの取っ手を持ち、そのままビールをグビグビ飲む父。
まぁ、本人が満足なら、それでいい。
そういえば私も、「買ったつもり貯金」など、あるもので何とかしようとするタイプだ。
節約というより、
「これで代用できるじゃん」
と考えることが多い。
だから父がビールをティーポットで飲み始めた時、
「変な人だな」
ではなく、
「……あ、私もこの血か。」
と思ってしまった。
この柔軟さ(?)は、父譲りなのかもしれない。
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