ワルシャワ2日目ポーランドの歴史を学ぶ
さて、ワルシャワ2日目です。
ホテル・カンパニール ヴァルソヴィ ワルシャワの朝食はフレッシュフルーツや野菜が多くて嬉しかったです。
夜のレストランやバーにはそんなに人がいるように見えなかったのですが、朝食はかなり人がいました。
スーツを着たグループが多かったので、近くでビジネス系のイベントでもあったのかな。
さてワルシャワ2日目のこの日は、歴史を感じることのできるスポットを巡りました。
そもそもこの旅のきっかけとなったのが、池田理代子先生の「天の涯まで~ポーランド秘史」でポーランドに興味をもち、
スティーヴン・スピルバーグの「シンドラーのリスト」で近代のポーランドについて知ったことがきっかけでした。
この辺の聖地巡礼や、歴史的に重要なスポットは絶対に訪れたいと思っており、1日かけてじっくり観光をするというプランです。
ということで、今日は近世〜近代のポーランドを巡る旅です。
復元されたワルシャワ旧王宮
第二次世界大戦中にナチスに破壊され、その後復元された旧王宮です。
ここは王宮内は写真撮影OK。外観はオレンジのレンガですごく可愛いです。
写真を撮ったときは雨だったので、あまり綺麗に写らなかったのですが、晴れた日は青空とレンガのオレンジ色のコントラストがすごく綺麗です。
ワルシャワに到着した日がすごくきれいな青空だったんですよね。
王宮広場に面しているので、旧市街に入るとすぐ見つけることができます。
昨日から旧市街に来るたびに、早く見学がしたいと思っていたのですが、とある理由から我慢していました。
水曜日は無料で入場できる!
その理由とは、水曜日は無料で見学できるからです。笑
本当はワルシャワに到着した日に見学に行きたかったのですが、無料の言葉に惹かれて旅行終盤に訪れました。
無料といっても、一度チケットカウンターに行く必要があります。
入って左が博物館への入場口、右がチケットカウンターです。
入ってすぐセキュリティのおじさまに「今日はフリーだけど、右にいってチケットをもらっておいで!」と声をかけてもらいました。
オーディオガイドは日本語がなかったので断念しました。
王宮内部は「これこれ、こういうのがみたくてヨーロッパに来たんだよ〜!」とテンションが上がりまくる展示になっています。
大理石の間
入ってすぐに、大理石の間という部屋を見学します。1649年にできたんだって。
天井はフレスコ画、部屋の壁には肖像画と鏡が飾ってあります。
ソクラテスさんもいらっしゃいました。
王冠の間
The 王宮。
観光名所ということもあり、ファブリック系が新品?と思うくらい綺麗です。
元々のタペストリーはもしかしたら復元されたものなのかも。
この銀の刺繍はポーランドのシンボルである鷲です。
王の寝室は緑が貴重で、豪華だけどちょっと落ち着いたカンジもあります。
復元された王宮ということもあり、なんだかテーマパークにでも来たような綺麗さです。
窓枠ひとつとっても、豪華でかわいいです。
こんな窓があったら、毎日うきうきしそう。うちにも欲しい。
城の地下
この城の地下はヴィスワ川へ通じているそうです。
もちろん今は出られませんが、なんだか歴史を感じる狭い通路があったり。
地下はかなり広くて、それでいて入り組んでいて、まさに探索にぴったりのスポットでした。
この道をいったらどこにでるんだろう?と迷子になりながらもじっくり30分ほど探索していたのですが、全く人に会わなかったです。
みんな地下道とかは興味ないのかな…。
復元の様子が見られる地下シアター
一通り巡り、最後にクロークへ戻る前に地下シアターがあります。
この地下シアターでは王宮の破壊から復元までのドキュメンタリーが上映されています。
嬉しい英語字幕つき。
この宮殿の復元に携わった人はほとんどが市民ボランティアだったそうです。
やっぱり街のアイコニックな建物にはみんな愛着が湧くよね…
ワルシャワ蜂起博物館
ポーランド・ワルシャワの歴史を語る上でここの博物館は外せません。
ナチスに侵攻されたワルシャワ市民たちが、祖国を守るために戦った当時の戦況や街の様子、市民の暮らしが時系列で展示されています。
ここは旧送電所の建物を利用しているそうで、ぱっとみそんな大きくなさそうなのですが、内部はかなり広いです。
日本語オーディオガイドを借りる
さてワルシャワ蜂起博物館では10ズロチで音声ガイドを借りることができます。
この博物館は割と色々な言語に対応しています。音声ガイドはかなり充実した内容でかなりおすすめです。
地下にはキノシネマもあるので、ガイドを聞きながらゆっくり見学するのがおすすめです。
仕掛けが面白い展示方法
ここの展示方法はかなり変わっていて面白かったです。
銃撃のための狙撃穴を覗くと、銃弾の音が鳴ったり、センシティブな写真は大人しか見られないように高い位置に配置してあったり。
蜂起の歴史ということもあり、かなりショッキングな写真も多いのですが、子どもには見えないように配慮してあります。
ここは経験型の展示も多く、実際に蜂起軍がつかった下水管の中を歩いたり、武器や当時の手紙も展示されていて、いい意味で生々しい展示です。
地下にはナチス軍の服や武器が展示してあって、ここだけはなんとなく写真が撮れませんでした…。
平和ボケした思考に、なんだがガツンとくる博物館でした。