2020年に行ったポーランド旅行記、最終回です。
最終日もギリギリまで観光する派のワタシ、最終日もモリモリ観光してきましたよ。
ポーランド旅行最終日
いよいよポーランド旅行も最終日。ですが飛行機は23時発なので、最終日も時間ギリギリまでたっぷり観光します〜。
最終日の旅程はこんなカンジ。
午前中:ヴィラヌフ宮殿見学
午後:ポーランド国立美術館
夜:ワルシャワから電車でショパン空港へ
あわよくば出発前にシャワーを浴びたいということで、空港へは念のため3時間前に着くプランです。
帰国前ギリギリまでしっかりとワルシャワを満喫するため、この日もしっかりと朝食を摂ってから、早めに一日をスタート。
空港へはワルシャワ中央駅から向かうため、ワルシャワ中央駅前のショッピングモールに荷物を預けてから活動開始です。
ちなみにこちらのクロークはショッピングセンターの地下・スーパーマーケットの入口付近にあります。荷物は5ズロチで預けられました。駅のロッカーを使うより安いし、ショッピングモール内なので何かと便利です。
ヴィラヌフ宮殿へ
さて午前中は、今回の旅で必ず訪れたかった観光スポットヴィラヌフ宮殿へ向かいます。
ヴィラヌフ宮殿はヤン3世が収集した美術品が多く収蔵されていて、さらに庭園もあります。
https://architecture-tour.com/world/poland/wilanow-palace/
なんと、月曜日は見学が無料
このヴィラヌフ宮殿ですが、月曜日は無料で見学ができます。
せっかくなので、無料開放日に合わせて見学日程を組みました。
それにしてもポーランドは入場無料の施設が多いですね…。
ただでさえ観光客は周遊パスやら割引やらが色々あるのに、こんなに恩恵を受けていいのかしら…というカンジです。
ワルシャワからヴィラヌフ宮殿へ移動
ヴォラヌフ宮殿へはワルシャワ中央駅から519番のバスに乗ります。
Googleマップでバスの時間を確認すると、あと5分で到着するとのことでした。
ラッキー!と思いバスストップに並ぶものの、待つこと20分…。
地元の方々も待ちながら「バス来なくね?」的なことを話していたので、もしかしたら普段はもう少し時間にきっちりなのかも。
なんとかバスに乗り込み、ヴィラヌフ宮殿へは30分くらいで到着しました。
オフシーズンということもあり、地元の人しか乗っていないカンジでした。
バスに乗ると閑静な住宅街や郊外の居住エリア、新興住宅地など、実際に住んでいる人のいるエリアを見ることができるのが楽しくて好きです。
ヴィラヌフ宮殿はチケットセンターの場所に注意
ヴィヌラフ宮殿ではまず、本館から離れた場所にあるチケットセンターでチケットの発行・購入をしなくてはいけませんが、チケットセンターがものすごくわかりづらかったです…。
大きい看板があったり、人が並んでいればなんとなくわかると思うのですが、さすが閑散期。
無料貝開放日にもかかわらず、ワタシしかいない庭園入口。
チケット売り場があまりにも閑散としていたので、うっかり通り過ぎそうになりました…。
チケットセンターはこの黄色の建物。
かなりこじんまりとした小屋なので、うっかりしていると本当に通り過ぎそうになります…。
チケットセンターに寄り忘れると、見学入口まで行ってまた戻ってくるハメになります。結構遠いので注意です。
通り過ぎそうになったり、チケットセンターにどうやって入ればいいのか右往左往しながらなんとかチケットをゲット。
チケットを受け取った際に、受付の人に「今日はフリーよ!人も少ないから好きな時間にはいってOK!」と言われたので意気揚々と入場しようと思ったら、ゲートでエラーが鳴ってしまいました…。
よくよくチケットを確認すると、入場は10:50からと記載がありました…。好きな時間に入れるって嘘じゃん!と思いつつ、20分ほど美術館ロビーで休憩しました。
先にお庭を散策してもよかったのですが、この日の気温は-6度。寒すぎたためロビーで適当にSNSを見ながら時間を潰しました。
美しい調度品が勢揃い
いざ入場すると、館内はガラガラでした。ワタシしかいなかったので、展示を独り占め!
美しい調度品が多くてうっとりでした。
名画ギャラリーはあれもこれも知ってる!見たことある!という絵画がずらり。
前知識があると楽しいですね。
この宮殿は、美術品の展示もさることながら天井画が可愛くて可愛くてうっとりでした。
あまり有名ではないのかもしれないけど、個人的にツボにハマる天井画が多くて、つい写真を撮りすぎてしまいました。
調度品も可愛い。
エントランスとは逆方向から宮殿を見るとこんなカンジ。
この宮殿は、途中で庭園の散策もできますが、寒すぎて断念しました…。
季節によってお花が飾られたり、イルミネーションが施されているそうなので次はシーズンに来たいなぁ。
ワルシャワ国立美術館
さて次は116番バスの乗って国立美術館へ向かいます!
博物館?美術館?なミュージアム
この美術館はものすごくおすすめです。
テーマごとに展示がわかれているので、見学が回りやすいのと、古代から現代アート・プロダクトも展示があって盛りだくさんです。
年代ごとに調度品や絵画が飾ってあり、かなり見応えがあります。
パンフレットのデザインも素敵かつ、わかりやすくて面白かったです。
さすがキリスト教の国ということもあり、宗教関連の展示が多かったイメージです。
展示の方法も面白くて、上の写真は絵画に描かれている、当時の調度品やドレスが一緒に展示をされています。
あ、これがこれね!!とイラストから実物を探し出すという工程がすごく楽しかったです。
ミュージアムに併設するレストランが最高でした
この日のランチは、ワルシャワ国立美術館のミュージアムレストランでいただきました。
レストランは美術館の地下にあり、平日ということもあってか私を含めて3組しかいませんでした。
店員さんが親切で良かったです。
私はミネラルウォーターとスープ・メインの本日のランチセットを注文しました。
このレストランのランチが美味しくて、美味しくて…!初日にここに来てたら絶対リピートしてた…!
まずスープはブロッコリーのスープ。
ポーランドはスープが美味しいです。寒さで体が冷え切っていたこともあり、本当に美味しかった。
メインは牛肉の煮込み。オーストリアのグーラッシュみたいなカンジでした。
このソースも本当に美味しくて、付け合わせのパンが進みました。
付け合わせのマッシュポテトにセロリが混ざってて、濃厚なソースにすごく合いました。
マッシュポテトちょっと重いなと思っていたのですが、セロリが入ることでさっぱり食べられました。
日本だとあまり見ない組合せの料理ですが、帰国後すぐに真似して作りました。笑
ミネラルウォーターもただのボトルじゃなくて、グラスにフルーツを入れて持ってきてくれました。
硬水なのにごくごく飲める!
あまりにもゴハンが美味しかったので、欲がでてデザートとエスプレッソも頼んでしまいました。
ワタシが注文したのはレモンメレンゲパイ。
これがまた絶品でした。甘さ控えめで、でもレモンの風味がしっかりしてて、本当に美味しかった!
本当に美味しかった…。
店員さんもすごく感じの良い方で、日本から来たと話したら、日本が大好きな方だったようで絶対にまた来てね!と言われました。絶対また行きたい!
ちなみにランチセットとデザート・ドリンクの合計42ズロチでした。私が行った時のレートだと1,200円くらいです。
帰国の路へ
電車の発着予定表が読めずピンチ
さて、夕方まで観光をした後は、ワルシャワ中央駅に戻りました。
ショッピングモールでお土産を購入し、荷物をピックアップ。
ここから行きと同じS3の路線に乗り、空港へ行きます。
しかしここでトラブル。
ポーランドの駅は、英語表記がある駅が少ないのです…。
その上、時刻表がかなりレトロで壊れているのが放置されていたり。
おそらくこのホームだ!というホームに行ったところ、何やらアナウンスがあり電車を待っていた乗客がいなくなりました。
何が起きたのかわからず、駅員さんに話を聞きに行こうと思ったら、なんと営業時間外。
かなり焦りながら、おそらく動いているであろう掲示板を見にいくと、全部ポーランド語。
読めない!やばい!飛行機間に合わない!!と一瞬焦りましたが、落ち着いて読んだらなんとなく読めました。
必死で「Airport」という単語を探していたのですが、掲示板に載っていたのは「Chopina」。
ワルシャワ・ショパン空港は向こうでは通称ショパーナと読むようです…。たぶん。
飛行機マークとかつけてくれればわかりやすいのに!と半泣きになりながら、なんとか電車に乗れました。
ワルシャワの地下鉄駅は広いので、入った場所も悪かったようで、10分ほど歩いたところから出発していました。
しかもそこには英語表記の掲示板もあった。無事電車に乗れたものの、不安だったのでGoogle マップで移動方向を確認しながら行きました笑
人生初の検札にあう
トラブルってほどでもないのですが、電車に乗り込み到着まで旅の記録をまとめていたりしたら、人生初の検札に合いました。
人生で初めて!
あきらかに逃げてる人がいたりして、なんかちょっとした騒ぎでした。
検札ってどんな感じなんだろうと思っていたのですが、車掌さんが機械を持ち歩いて、乗客のチケットのバーコードをスキャンするだけ。車内改札みたいな感じ。
以前ツアーでイタリアに行ったときに、電車のチケットはすぐ出せるけど無くさない場所に!ってガイドさんから言われたことがあり、なんとなくずっとスマホケースの間に入れていました。
すぐ出せたし、下手したら帰国まで捨てない時もあるので、捨てづらい場所に入れておいてよかったと思いました。多分ポケット入れたら捨ててた。
ポーランド旅行あとがき
2年以上経ってようやくポーランド旅行記を書けました。
(下書き作成日を見たら、2020年2月で震えました…。帰ってすぐ書こうとしていた自分がいたのね…。)
実はこの旅行記は前に書いていたブログに載せようと思っていて、色々データや文章が飛んでいました…。
思い出しながらの執筆になったので、もっと詳しく書きたかったなというのが本音。
買ったきたお土産も写真を取らずに使ってしまって、レビューができないのが悔やまれます…。
さて、このポーランド旅行は完全にノリと勢いで行ったものでした。
予算も安く済むし、読んでいた漫画の舞台だしと思って訪ねたポーランドですが、大好きな国の一つになりました。
実質しっかりと観光ができたのは2都市だし、行きたいスポットがまだまだあったので、絶対にまた行く!夏にでも再チャレンジしようと思っていました。
しかし、帰国後すぐにコロナやら戦争やらで次に海外に行けるのはいつになるのやら…というカンジでした。
実はこのポーランド旅行からの帰国は、コロナウイルスの影響で入国制限をするかしないかの議論が、まさに今されている。みたいな状況下で、2、3日帰国が遅れたらしばらく日本に入ってこれませんでした…。
まあ今となれば、入国できないとなったらなったで、面白い経験ができたのに!と思うのですが、この頃は新しい会社での勤務は控えていた頃なので、結構ヒヤヒヤしました。
今は円安とか戦争とか、渡航には中々ハードルが高いですが、ポーランドにはまだまだ行きたい博物館や観光スポットがあるので絶対また行きたいですね。
次はワジェンキ宮殿とか、キュリー夫人の博物館とか行きたいなぁ。あとピアノコンサートも。