この日はアウシュビッツ強制収容所&ヴェリチカ塩鉱を巡るツアーを申し込みました。
ピックアップの時間が早いので、朝一番で朝食を取りに行くとなんと朝食会場が貸し切り。
ツアーはお昼がずれたりするので、しっかりめに食事を取りました。
アウシュビッツ強制収容所&ヴェリチカ塩鉱
準備をしてホテル前で待っていると、時間ピッタリにお迎えが来ました。
今回のツアーはget your guideから申し込みました。
本当は日本語ツアーの方が理解が深まっていいんだろうけど、
日本語の乗合ツアーは日程が合わない上に、
1人参加で個人ガイド料と割高で400ユーロくらいになってしまったので諦めた。
(帰国後にケチらなければよかったー!と思ったのですが、
色々な国の人と一緒のツアーも楽しかったのでこれはこれで良い思い出です。)
ちなみに私の申し込んだ英語ツアーだと25ユーロくらいで行けるのですよ。
まあ最悪連れて行ってくれればスマホもあるし、調べながら楽しめるでしょ!と思って
思い切って申し込みました。
ちなみにツアー前日にピックアップ場所を連絡されるのですが、
申し込み時の連絡だと、「あなたのホテルはピックアップ対象外だから集合場所に来てね。でも、もしかしたらホテルまで行けるかもだから、とりあえず前日連絡するわ!」的な感じでハラハラしてたのですが、ホテルまで迎えにきてもらえてホッとした。笑
閑散期だとこういう融通を聞いてもらえて嬉しい。
ツアーは全員で15人くらい。中年のご夫婦やカップルが多かったです。
一人旅は私と香港から来た青年のみでした。
ツアーの流れは午前中にアウシュビッツ=ビルゲナウ強制収容所を見学し、午後はヴェリ地下塩鉱へ。
アウシュビッツ=ビルゲナウ強制収容所
アウシュビッツ強制収容所
アウシュビッツ=ビルゲナウ強制収容所はクラクフから車で2時間くらい。
ちなみにアウシュビッツ=ビルゲナウ強制収容はA4以上の大きさのバッグは持込無いので注意です!
ツアーの方ならバスにおいて行くか、コインロッカーもあるのでそちらに預けましょう。
あと、めっちゃ歩きます。
見学コースは室内もありますが、暖房はありません。
1月のポーランド、極寒なのでご注意を………
スニーカーよりブーツがおすすめです。
あとニット帽必須!ニット帽なしで行ったら、「頭が凍るから被りなさい!」と道ゆくマダムに注意されました。
(後ほど知ったのですが、ロシアとか極寒の地だと頭も防寒しないと健康上被害が出るらしい)
実際耳がとれる!と思うくらい寒かったので
マフラーを頭に巻いて見学しました。笑
アウシュビッツでは現地ガイドさんについて周りつつ、
イングリッシュスピーカーの人が別でいてガイドをしてくれました。
イヤホンとマイクがあるのでバッチリ聞こえます👌
ただこのマイク音を拾いすぎる…笑
ツアー開始前に小休憩があったので、日本語もガイドブックを買っておきました。
でも寒くて手をポケットから出せなかった。笑
アウシュビッツでは、建物がいくつも並んでいて、
そこに入って内部の展示を見て回る式。
パネル展示はもちろん、当時のユダヤ人が収容されていた部屋やトイレが保存されています。
アウシュビッツは自分が想像していたよりずっと重苦しい雰囲気でした。
うまく表現できないのですが、
あぁこれ実際に起きたことなんだなと改めて実感したというか、
今まで映画やドラマ、当時の映像で見てたものってどこかリアルさにかけていたんですが、改めて悲惨な歴史を目の当たりにした感じです。
没収された品々や、ガス室の後、チクロンBを投げ入れた天井の穴などがそのまま展示してあります。
絞首刑が行われた絞首台の復元を見たり、
実際にガス室に入って見学をしました。
(ちなみにガス室の中は私語は厳禁)
ガス室の隣には、当時のアウシュビッツ収容所の所長が処刑された絞首台もありました。
彼はアウシュビッツの隣の邸宅に住んでおり、楽園のような生活を送っていたそうですが、
彼もまたアウシュビッツ内で人生を終えた。
戦争の悲惨さを改めて実感しました。
ビルゲナイ収容所
ビルゲナイ収容所へは再びバスに戻り、バスで5分ほどの場所にあります。
こちらは広大な荒野を歩いて見学します。
シンドラーのリストでも出てくる、線路があります。
(ちなみに雪が溶けてかなり足元が悪いので防水で滑りにくい靴をお勧めします)
ここは、大勢のユダヤ人を一つの貨物車に詰め込み、
立ったまま水も飲まさずに移動させ、到着後は男女子供に分けた場所です。
当時は貨物車のなあで凍死した方もいたそう。
私が行ったのは、ユダヤ人開放日1/27の少し前の18日だったのですが、
凍てつく風が吹くポーランド。
ダウンを着ていても凍えるような寒さなのに、当
時のユダヤ人はどれだけ寒くひもじい思いをしたのでしょうか.…。
米軍が空爆で破壊したバラックも見ることができます。
ガイドさんが何度も繰り返していた
Learn the history, and never repeat, it’s our mission.
歴史はしっかり勉強していかないと、人間は繰り返す生き物ですからね…。
ここで一旦午前の見学は終了。と言っても終了したのは14時くらいでした。
ここからさらにクラクフの方まで車でもどり、ヴェリチカ塩鉱へ。
ヴェリチカ塩鉱
塩鉱入る前にレストラン行きたい人はガイドさんが席を予約していました。
お昼を食べられたのは15時過ぎ!
ロールキャベツ冷えた体に染みました。
挽肉とお米が包んであって美味しかった!
一緒にビールも頼んだら、同じツアーのイギリス紳士も「僕も!」と頼んでました。
奥さんに「あなたたち、これからまだ歩くのよ?!」と注意されました。笑
さてヴェリチカ塩鉱は意外と演出凝っていてプロジェクションマップみたいなのがあったり、
音声付きで人形が動いてびっくりした。
ちなみにここはガイドなしでは回れません!
個人旅行の場合は英語ツアーをどうぞ!
塩の菌?が壊れちゃうから、像とかは絶対に触っちゃだめだけど、
壁なら舐めていいよっていわれた。笑
ガイドさん曰く、外国人はほとんどやらないけどポーランド人は9割舐めるらしい笑
ガイドさんの話してくれた、塩鉱の中の歴史や生活方法はすごく面白かったです。
馬力が必要立ったけど、馬を塩鉱に入れるには高さが足りないから、
仔馬をまず連れてきて、繁殖させたんだとか。
40分くらい歩くと、ホールのような場所に着くのでここで途中休憩。
ここでしか買えない塩とか琥珀アクセも売ってる。
ここではもう商業目的の塩はとっちゃいけないって聞いたんだけど、
売ってる塩どこから来てるんだ。(英語ツアーなのでちゃんと聞き取れてないだけかも)
メインの見所の大聖堂はものすごくよかったです。
最後の晩餐が塩でできていたり、塩のマリア像など、本当に塩?!と思うくらい。
岩塩には何種類か色があって、ここではピンクとグレーのものが多いそう。
岩塩でできたシャンデリアもすごい!
ここでは10分くらい自由時間でブラブラしてました。
集合時間になるとみんな集まって〜ってマイク通して連絡くれるから便利。
後半は幻想的な地下湖も。
最後にまたお土産屋さんがあります。
お土産屋さんみる?それとも早く地上でる?ってガイドさんに聞かれ、
全員が「地上〜」って答えたのでお土産屋さんは通り抜けるだけでした。
みんな午前中すっごい歩いたもんね。
最後はレトロなエレベーターにぎゅうぎゅうに詰め込まれて地上へ。
楽しい地下探索でした!!
ヴェリチカ塩鉱からホテルは30分ほどだったので、すぐにホテル着きました。
今日は遅めの昼食だったので、スーパーでおつまみを買って、ホテルでのんびり過ごしました。