ルーツポーチとは?
不織布ポット、不織布プランター、ガーデンバッグとか色々な呼び名がありますが、フェルトのような不織布で作られたプランターのことです。
不織布なので空気が土にしっかり行き渡り、根詰まりや根のサークリング現象が起きづらいという特徴があります。
元々すぐ植物を枯らしてしまう私でしたが、不織布ポットを使ってからは大きなトラブルなく植物を育てられています!
そもそもなぜ枯らしてしまうのか
私の場合は主に、水のやりすぎ!
ついつい水ってあげたくなりませんか?!
土が乾いてるように見えると、水を毎日あげてしまって根っこが蒸れて腐ったり、つまったりしてしまってそこから枯れていくというのがセオリーでした。
水をやりすぎないようにしていても、実際はあげすぎだったり、あとは夏の暑さで土が蒸れて結局根腐れ…というスパイラルに陥っていたときに出会ったのが、ルーツポーチ。
素焼きのポットやプラスチックなど、色々なプランターを試してきましたが、ルーツポーチにしてから根腐れを一度も起こしていません…!
政宗さんが入ってしまいましたが、こんな感じで薄手のフェルト素材でできています。
通気性が良いので、根にもしっかり酸素が行き渡り、かつしっかり水をはけてくれるので、つい水をやりすぎてしまう私のようなタイプにはおすすめなのです。
よく「フワフワしているのが良い根っこ」と聞きますが、根っこの白いフワフワは根毛といい、水や肥料を吸収するために生えてきます。
この根毛は空気に触れると生えてくるそうなので、通気性のよい不織布ポットを使うと使うと根毛が出てきやすいそう。
根は空気に触れると、そこで生長を止めるという特徴があります。
そのため、根がポットの内側にぶつかり、外の空気と触れた際には代わりに新しい別の根を作ろうとします。
引用:https://www.organect.com/post/kitchengarden
新しい根は、太い根とは違い、互いに圧迫し合うことなく、繊維状のふわふわしたものです。
そのため、水分や養分の吸収率が良くなり、植物たちがより健康に育ちます!
繊維なので、しっかり空気が行き渡り、いい感じに育ってくれるのです。
ルーツポーチの魅力
通気性が良い
上述の通り、水捌けがよく、風が通るので夏の根腐れも問題なし。
不織布ポットを使ってからは根詰まりになったことはありません。
根が健康な状態を維持できているのだと思います。
鉢底石がいらない
水捌けがよいので、鉢底石は不要です。底に穴が空いていないので、土をそのまま入れれば準備OK。
鉢底石も処分に困ることが多いので、土だけで育つというのはありがたいです。
土も処分が大変ですが、鉢底石がないのでシーズンが終わったら、土の再生剤を混ぜてしばらく放置。
土の中のゴミを取り除く手間はありますが、手軽に同じ土をリピートできるので、処分の手間も減りました。
保管&処分が楽
布なので畳んでしまっておくもよし、土がついてなければ小物入れとかにしてもよしと、保管が楽かつ色々活用できます。
うちは猫にベッドにされたり…。
なんといっても軽いので、子どものおもちゃやブランケット類の収納にも良いかもしれません。
私は小さめの不織布ポットに玉ねぎをいれてたり、大きめの不織布ポットには本を入れたりもしています。
あとはなんといっても処分が楽。自治体にもよりますが、燃えるゴミで出せます。
粗大ゴミになってしまうと処分するのが本当にめんどうで…この気軽に捨てられる&買い換えられるというのはありがたい限りです。
価格がリーズナブル
ネット通販で5枚入りで2000円弱くらいで購入できます。
お店では不織布ポットが並んでいるのをみたことがないので、価格比較ができませんがおそらく同じくらい?他のプランターに比べてリーズナブルです。
ルーツポーチの注意点
室内に置くには注意が必要
当たり前ですが布なので、水が沁みます。室内で使う分には水受け皿が必須です。
あと土の上に直接置くと、虫に食われるそうなのでスノコとかの上に置くと良いと思います。
我が家はベランダに置いているので、基本的には地面に直置きスタイルです。
乾きやすい
オールシーズン土が乾きやすいです。夏は特に乾きやすいので、ちょっとだけ水やりの手間が増えるかも。
夏に旅行で家を空ける時などは、腰水にしてあげたほうがよいかも。
ルーツポーチはほとんど取手がついているので、腰水につけるときなどに動かしやすいので手軽にできます。
植物がうまく育たない…と思ったら、不織布ポット
不織布ポット、ガーデニング初心者の私でも植物がよく育つので「植物がうまく育たない…」と思っている方には本当におすすめです。
やりすぎはよくないけど、少しくらい水をあげすぎても余裕で育ってくれます。
水のやりすぎ、根詰まり、根腐りに悩んでる方はぜひ!
不織布ポットの写真を撮ろうとしたら、すかさず中に入ってくつろぐ政宗さん。
写真=自分を撮っていると思っているようで、カメラを構えた瞬間にカメラの前にきます。笑