今日気づいたら、バブがシールを自分でペタッと貼っていた。
指先を上手に動かして、真剣な顔で。
ちょっと前までは剥がす一辺倒だったのに、
もうこんなことができるようになったんだ、と胸がいっぱいになった。
でもそのあとが面白かった。
シールを指でつまんで、口元へ持っていく。
食べちゃうかな?とドキッとしたけれど、そこでバブは止まった。
じっとシールを見つめて、少し考えている。
「食べちゃダメだよ」と声をかけると、すっと手を下ろす。
バブ自身も「これは口に入れない方がいいのかも」と思っているように見えた。
ただ衝動のままに動いていた赤ちゃんから、
「やっていいかな?どうしようかな?」と考えて行動できる幼児へ。
ほんの数秒の迷いの表情に、その成長が詰まっていて、愛おしさで胸がぎゅっとなった。
ダイソーの、シールひとつで、こんなにもドラマがあるなんて。
シールは食べ物じゃないけれど、バブにとっては“ちょっと迷うおやつ候補”らしい。

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シールと考える力