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猫を連れて新幹線に乗りました

今年のゴールデンウィークは政宗を連れて実家に帰省しました。
初めての猫連れ旅です。

政宗さんにはキャリーに入っていただき、約2時間の電車と新幹線の旅。
初めての猫連れ新幹線だったので、猫を新幹線に乗せる方法や、政宗さんの様子をまとめてみました。

Vlogもあります

猫を新幹線に乗せる時のルール

簡単にまとめるとこんな感じです。詳しくは乗車する新幹線の運行会社のホームページをご確認ください。

猫を新幹線に乗せるルール

  • 手回品切符の購入
    乗車日に窓口もしくは自動精算機で購入。
    ※会社によって違います
  • ペット用のキャリーケースに入れる
    サイズは、3辺(縦・横・高さ)の合計が120cm程度。
    ケースと動物の重さが合計10kg以内。
  • ペットを座席に乗せるのはNG
    ペットの入ったキャリーケースは、膝上や足元に置いて乗車。
  • ペットは絶対にキャリーケースから出さない
    アレルギーや周囲の安全、ペット自身の安全も考えて、絶対にキャリーケースからは出さないようにしましょう。

手回品切符の購入

手回品切符

さて、猫を連れての新幹線乗車ですが、それなりに規則があります。
まず、猫を新幹線に乗せるには手回品切符の購入が必要です。

東北新幹線の場合は、有人改札で手回り品切符を買います。価格は2022年時点で290円。
東海道新幹線の場合は改札内の自動精算機で購入するらしく、乗る路線によるようですね。

ちなみに手回り品切符の支払いは現金オンリー。

Suicaでピピっと買えるのかと思っていたので、財布の取り出しに手間取り慌てました…。
小銭をポケットに突っ込んでいくのがスムーズかもですね。

ペット用のキャリーケースに入れる

リュックの上から、政宗さんの様子を確認。

当たり前ですが、ペットを新幹線に乗せるときはキャリーケースにいれなくてはいけません。
JR東日本の場合ははサイズの規制がありますが、たぶん猫ちゃんなら大体のキャリーは大丈夫です。

  • 小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
    • タテ・ヨコ・高さの合計が120センチ以内の動物専用のケースにいれたもの
    • ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの
https://www.jreast.co.jp/kippu/20.html

ペットを座席に乗せるのはNG

私からしたら、政宗さんは大事な家族ですが、あくまでJRの規定上は「手回り品」。
JRの規定で座席は1人1席と決まっている以上、猫のために座席を購入することはできません。

また手回り品の扱いなので、当然座席に置くのもNG。
特にペットに関しては、アレルギーなど他の乗客の方に健康被害を与えてしまう可能性もあるので、乗せないようにしましょう。

政宗さんは窓の外を見るのが好きなので、私は膝の上に抱えて過ごしました。

ペットは絶対にキャリーケースから出さない

アレルギーや周囲の安全、ペット自身の安全も考えて、絶対にキャリーケースからは出さないようにしましょう。

実は同じ列車内で、ワンちゃんをキャリーケースから出して膝に乗せている人や、抱っこしている人をちらほら目撃しました…。
そもそも抱っこ紐のようなもので抱えていたらしく、キャリーケースにも入れていない。
周囲の方とトラブルにはなっていなかったようですが、ルールを守らない人がいると、ルールを守っている人も肩身が狭くなってしまうのでやめましょう。

新幹線に乗る前の準備

持ち物リスト

  • キャリーケース
  • ちゅ〜る(水分補給&ご褒美用)
  • ハーネス or 首輪
  • 保冷剤(ちょっと暑かったので)
  • トイレシーツ
  • 防臭袋
  • ペット用ウェットシート

上記をamazonリストにまとめたものはこちら。

キャリーケース

ペティオ (Petio) necoco ネココ 移動や出先でくつろぐリュックキャリー

政宗さんのキャリーはお迎えした時からこのリュックタイプ。

このキャリーリュックの素晴らしいところは、遮光性が良いことです。
天井部分はメッシュにだけにしておくこともできるけど、人混みとか電車内とか、政宗さんが落ち着かない場所では上から被せられるカバーみたいなものがあって、目線を遮れます。
キャリーケース内を薄暗くしてあげられるので、ちょっとは落ち着く環境を作れると思います。

そして政宗さんの様子を確認したいときは、マジックテープを捲れば上から確認できるので、飼い主の精神衛生上も安心。笑
このメッシュ天井のおかげで、駅構内や新幹線内などキャリーを開けてあげられない場所では、メッシュ部分から頭を撫でてあげられました。政宗が鳴いたときに、少し撫でてあげると落ち着くのでこれが大活躍。



少しだけファスナーを開いて手だけを差し込むという方法もありますが、万が一ファスナーを内側から開いて飛び出したりすると怖いのでメッシュ部分があると便利だなと改めて思いました。
(ちなみにこのキャリーのファスナーは内側から開けられない仕様)

容量は小さめに見えますが、5キロ超えの政宗さんでも丸くなれるくらいは余裕はあります。
スフィンクスポーズはちょっと無理ですが、丸くなって眠っていました。あと中で旋回もできてました。
ちなみにこのキャリーは前面のファスナーを開くと拡張できるタイプなのですが、外が見えすぎて落ち着かないらしく、使ったことはありません。

新幹線で猫丸見えだったら他の人もびっくりすると思うので、公共交通機関での移動の場合はあまり使えないかもしれません…。
自家用車での移動ならいいかも。

このキャリーのもう一つ優れている部分は、収納性です。
ポケットが3箇所に保冷剤を入れる場所まであるので、今回のような長距離移動では本当に助かりました。
何かあった時の掃除用ビニール袋・ペットシーツ・ウェットシート・保冷剤など、全てこのリュックに入れていきました。

ハーネスと首輪

常時首輪をつけている政宗さんですが、移動中は万が一に備えてハーネスを着用してもらいました。
政宗さんはマイクロチップも埋め込み済みなので、首輪は必要ないのですが念の為。

ハーネスは初めてつけた時は「何これ!!!!」ってカンジで自分で脱いでしまっていたので、新幹線に乗るまでに特訓しました。笑
最近は大人しく着けてくれます。プールの監視員さんみたいで可愛い。

政宗さんのブルーの毛色は、薄暗いキャリーに入れると様子が見づらいので、ハーネスをつけていると目立って良いです。
petimoのキャリーは飛び出し防止のループもあるので、ハーネスや首輪をつけていればリュック内のループにつなげることも可能です。
今回も一応繋いでおきました。
とはいえ、ファスナーが中からは開かない構造になっているので、外から開けない限り飛び出すことはないんですけどね…。念のため。

飛び出して政宗が怪我をしたり迷子になることも心配なので、中からは開けられないファスナーを使っているキャリーをお勧めします。

おやつ

5月といえど、水分補給はこまめに!ということで水分代わりのちゅ〜る。
東京から栃木は1時間もかからないので、今回は到着後の車の中であげました。

長時間の移動の場合は、キャリーケースの隙間からこまめに上げてもいいかもしれません。

保冷剤

5月の日差しは意外と強いかつ、まだ身体が慣れていないので念のため保冷剤も持っていきました。
外のポケットに入れておいたので、ほどよく冷たさが伝わっていたはず。

衛生用品

もし粗相や嘔吐があったときの場合に、キャリーの中にはペットシーツを敷いておきました。

ペットシーツは敷いておいたものと、予備で2枚。汚れを拭くためのウェットシートと、ゴミをまとめるためのビニール袋。猫
の排泄物は強烈な臭いがするので、防臭袋を持っていきました。
結果使わなかったけど、何かあっても準備があるという安心感は大事。

新幹線乗車前の食事

乗り物酔いをして戻しちゃう子もいるそうなので、乗車3時間前にウェットフードを与えました。
政宗さんはあまり吐かない子なのですが、念のために。

ウェットフードにした理由は、ドライよりも消化によさそうだから。
あと2時間くらい水が飲めないので水分補給も兼ねて。

リュックにつけられるストロータイプの給水機もあるのですが、政宗さんはストロータイプだと水を飲まないので、今回はつけていません。
今後もっと長距離を移動させなきゃいけなくなったときはどうしようかなというカンジです…。

乗車前のトイレ

乗車前のトイレですが、猫も生き物なので催しているタイミングじゃないとトイレは済ませてくれません…。

しかし政宗さんの場合は、ケージ内で食事を済ませるとなぜか食事中もしくは直後にトイレをしれくれる率が高いので、乗車日のフードはケージ内で食べさせました。
目論見通り、食事後にトイレをしてくれたので一安心…!

乗車中の政宗さん

乗車中は提示を求められる場合もあるので、一応すぐ取り出せるところに入れてましたが、行きも帰りも特に見せる機会はありませんでした。
あとはあらぬ因縁をかけられないように、常に見える場所に置いておきました。笑

移動中は隣に人がいなかったので、キャリーバッグごとお膝の上に乗ってもらっていました。
乗車中の政宗さんはかなり落ち着いていました。なんと行きは東京から栃木まで一度も鳴かずに乗車できました。お利口さん!

途中位置を変えたくてモゾモゾ動いていたりはしたものの、お外を眺めたり、基本的に寝ていたようです。
肝っ玉キャットで飼い主は助かるよ…政宗さんはすごいねぇ…。

お家でキャリーに入る練習をしてた時は、メッシュ部分で爪を研いだりしてたのですが、終始のんびり過ごしていました。
復路ではキャリー内部で爪を研いだり、たまに鳴いたりしていましたが、基本は静かに過ごしてくれました。でも少し開口呼吸したりと、往路よりも緊張したらしいです。

新幹線乗車の1週間くらい前からしていたこと

あと、1週間くらいまえから1日30分キャリーに入る練習をさせていました。基本的にケージに慣れている子なので、必要ないかもと思ったのですが念の為。

政宗さんにはキャリーに入ってもらい、テレワーク中の飼い主の足元で過ごす、終わったらご褒美のおやつ。というカンジで訓練しました。
キャリーで寝ることはあまりないのですが、家で練習していたときはキャリー内で熟睡。

この訓練があったから行きの新幹線はスムーズだったのかもしれません。

猫連れ新幹線、準備さえすれば割とスムーズに行くなぁと思ったので、また政宗さんを連れて帰省したいと思います。

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ささかま

オーストリア移住を夢見て、日本に住む会社員。 ペットの政宗、オーストリア、食、本、旅行記、インテリアなど雑多に綴っています。

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