ウィーン滞在中、王宮インテリアがじっくり見たくて、ウィーンの王宮家具博物館に行きました。
ウィーンの王宮はどこも基本的に撮影NGですが、王宮家具博物館はほとんど写真撮影OK!しかもかなり空いているので、ゆっくり見ることができます。
ウィーンの王宮家具博物館
この博物館は王宮やシェーンブルン宮殿などで購入したシシィチケットでも入場することができます。
博物館の名前の通り、16万5000点と世界最大級の所蔵数をほこる家具博物館で、宮廷家具がこれでもか!とミチミチに展示されてます。元々は王宮が倉庫として使ってたものを博物館にしたんだとか。
家具の美術館ってどんな感じなんだろうと思っていたのですが、さながらIKEAのようなショールーム形式で見ることができ、一部の家具は実際に座ることもできて、インテリア好きにはたまらない空間です。
しかも帝国家具コレクションなんてなかなか間近で見る機会がないので、マニアにはたまりません。
さらに!王宮家具博物館には、有名な星のドレスのシシィの肖像画が飾ってあります。
シシィに関する展示も多いので、シシィ好きにはたまらない空間です。シシィミュージアムや王宮は写真撮影がNGですが、ここでは全て写真撮影OKなのも嬉しい!
シシィに関する展示
シシィミュージアムは混雑していてじっくり鑑賞することが難しいですが、ウィーン王宮家具博物館はほとんど人がいないので、ゆったり鑑賞することができます。エリザベートの蝋人形と、ドレスのレプリカもありました。
その他にも当時配布されたシシィの肖像画や写真も充実!どれも素敵…。
シシィの展示は映画シシィで使われたセットを基に展示されているものも。映画シシィは撮影自体はスタジオで行われたものの、家具や調度品はこの博物館が貸し出したんだとか!
THEお姫様ベッドやドレッサーなど、どれもかわいいです。シシィはサブスクにないので映画を見たことがないのですが、いつか見たいなぁ…。
王宮家具
なんと実際にフランツ・ヨーゼフが座った玉座もあります。これはなかなかテンションがあがりますね…!
布の擦り切れた感じとか、色褪せが時を感じさせます。
甲冑や剣などもちらほらと飾ってありました。甲冑博物館に行けばずらっと見ることもできるけど、この調度品に囲まれた空間で見る甲冑はその時代感に浸れて良き。
皇帝カール 6 世の妻エリザベート クリスティーヌの車椅子。シックかつエレガントで素敵です。
車椅子っていつからあるんだろう。
この椅子たちは、マリア・テレジア本人が刺繍した布を張った椅子です。女帝にそんな時間あったの?!って思うくらい精巧な刺繍でした。スーパーワーキングマムですね…。
テレジアと子供達。マリーアントワネットの肖像も。
何故か急に展示が雑になる椅子のエリア。本当に倉庫ですね…。
柵の合間から気になる家具がいっぱいあったけど、このエリアは特に説明もなく、なんなのか気になる家具がいっぱいでした。
実際に座ることもできるので、ちょっと腰掛けて休憩。
気になる椅子に腰掛けて、座り心地を確かめたりしていました。結構片めが多い印象。
こんな感じで、王宮家具ってどう作られてるの?みたいなコーナーもありました。
断面楽しい。
錠前や家具やドアのパーツがずらり。こういうの、見るだけでも楽しい!って方には本当におすすめです。
展示品が多すぎるせいか、祈祷台?や時計などは一斉に展示されていました。
結構雑多な感じに並べられているので、パパッと見てしまったことを今更ながら後悔しています。
王宮の一室を再現した部屋や、当時の貴族の一軒家?を再現した部屋がずらりとありました。当時の生活感が伝わってきて楽しかったです。THEバイエルンみたいな部屋、一回ステイしてみたい!
20世紀-21世紀のウィーン家具
現代ゾーンには1900年頭ころの家具も展示してありました。キッチンのカラーが可愛い!
そしてリリエンオーストリアのティーセット!パステルカラーが可愛い。レトロっぽくも、モダンっぽくもあって素敵すぎる!
こういう展示を見ると一通り揃えたくなりますね…。
ヨーゼフ・ホフマンのジッツマシーナもありました。
曲線が特徴的なベビーベッドも可愛かった。
中庭も素敵
この美術館は中庭もすごい素敵なのです。オープンカフェもあるので、時間のある方は中庭でのんびり過ごすのもいいかも。黄色の壁に緑の蔦が映えて美しかったです。
この風景を見ながらお茶をしたかったのですが、夕方に訪れたのですでにカフェが閉まっていました…。