海外旅行の楽しみの一つはその土地に暮らすように、地元スーパーや街角のテイクアウトを買うこと。
レストランやカフェに行くのももちろん楽しいけれど、よりディープにその街の食文化を楽しめます。
今回の滞在は1ヶ月近かったので、スーパーのお惣菜やテイクアウトを頻繁に利用しました。
今回はウィーンのスーパーや街中で食べて美味しかったものをご紹介します!
食べ歩き編
ウィーンのB級グルメ、レバーケーゼ ゼンメル(Leberkäse-Semmel )
ウィーン名物の一つレバーケーゼゼンメル。
お肉のレバーと思いがちですが、レバーケーゼ(Leberkäse)はパンの型で焼いた肉という意味だそうです。
レバーケーゼは肉にハーブやスパイスを練り込んだ、ハムやスパムのような感じです。
このレバーケーゼを厚めに切って、マスタードと一緒にゼンメルで挟んだサンドイッチがレバーケーゼゼンメルです。
ウィーンの街中では、スーパーやソーセージスタンドなど至る所で売っていて、歩きながら食べている人もちらほら。
私も地元民に混ざって、ソーセジスタンドの前でむしゃりといただきました。
硬めのゼンメルに、むっちりとしたレバーケーゼがよく合います。さっぱりした酸味強めのマスタードがレバーケーゼの美味しさを引き立ててくれて最高!
帰国後にレバーケーゼが食べたくて、買えないなら自分で作ろう!レシピを検索してみたのですがスパイスを揃えるだけでなかなか骨が折れそうで実現できていません。。。
ウィーンのホットドック、ケーゼルクライナー(Kasekrainer)
大好きなウィーンのホットドック。滞在中も何度も食べました。
バケットの真ん中に穴を開けて、そこにたっぷりのマスタードとケチャップをいれ、ソーセージを刺した豪快な見た目です。
日本でもよく見る、ふわふわのパンに挟むホットドックもいいけど、この形だと手が汚れなくて食べ歩きがしやすくお気に入りでした。バケットも食べごたえがあって私好み。
そして何よりソーセージ!鉄板でパリッと焼かれた大きめのソーセージがこれまた美味しい!
ソーセージの種類も豊富で、焼きハーブソーセージ、焼きチーズソーセージ、茹で、チリソーセージなど色々な種類から選べます。写真は焼きチーズソーセージです。
ぜひウィーンに行かれた際には、ソーセージスタンドで熱々のホットドックを買ってかぶりついてくださいね。
かぶりつくと溢れる肉汁がたまりませんよ!
シュパーゲル
ドイツやオーストリアの春といえばシュパーゲル(白アスパラ)。
シュパーゲルといえば春ですが、6月でもギリギリ食べれました。しかもIKEAのフードコートで!
私の指より太いシュパーゲルと上にかかったタルタル?のような少し酸味のあるソースが美味しかったです。
こんなに太いのに、柔らかいのが不思議でした。
日本ではシュパーゲルはなかなか手に入らないので、スーパーやレストランで常に探していたのですがシーズンの終わりかけということもあってIKEAでしか食べられませんでした…。
ちなみにオーストリアのIKEAはオーストリア仕様にローカライズがされているメニューが多く、シュパーゲルの他にもゼンメルがついたランチプレート、ヌードルスープやクグロフもありました!(もちろんシナモンロールやミートボールもあります。)
海外に行ってまでIKEA?と思うかもしれませんが、その土地ならではのメニューが豊富なのでぜひ覗いてみてください。
アイスクリーム
こちらの記事でも紹介しましたが、ウィーンの人はみんなアイスを片手に歩いているくらいアイス好き。
街を歩けば至る所にアイスサロンがあります。
あとウィーンといえば、カフェ。次に行ったら絶対に食べたいのがカフェaidaのアイスクリーム!
ウィーン名物をアイスフレーバーにしていて、アプフェルシュトゥルーデル味があるそうです!
次に行ったら、アイスサロン食べ歩きもしたいなぁ。
スーパー編
旅行の楽しみ、地元スーパーでの買い物。
地元ならではの食材や、何種類あるの?!とびっくりするくらい多いチーズやスパイスの棚を眺めるだけでも楽しいです。
私がオーストリアのスーパーでよく買ってたのはこんな感じ。
カイザーゼンメル
オーストリアといえばカイザーゼンメル。
ベーカリーの焼き立てゼンメルも大好きだけど、スーパーのゼンメルも好きでよく買っていました。
スーパーで買うと、だいたい1ユーロ以内で買えます。ベーカリーよりもちょっと安いくらい。
私はよくスーパーで買って、朝ごはんにチーズやハムを挟んで食べていました。
オーストリアのスーパーでは、パンは棚から好きに選んで袋に詰めて買います。地元の人がゼンメルを10個くらいまとめて買って行ったり、地元の人が買うパンを観察できるのも楽しい。
スーパーで買うと、ちょっと古くなっているのかパンが硬めなことが多いので、買ったらその日、次の日の朝には食べた方が良いです。私はまとめ買いして、ちょっと置いておいたらカッチカチになってしまったことがあります。
他によく食べてたのは黒パンやライ麦パン。
日本の食パンが好みだと、オーストリアの食パンは酸味のあるので好き嫌いが分かれるかもしれません。
私はよくチーズやサーモンと一緒に食べていました。
ピザトースト
ここでしか食べられない!と思って(あと自炊がめんどくさくて)よく利用していたのが冷凍食品。
オーストリアでは冷凍食品が豊富なので、いろいろ試してみるのも他の買ったです。
写真はピザトースト。日本と違って食パンではなくてフランスパン!硬めのパンが好きなので、嬉しい。
乳製品をよく食べるお国柄とだけあって、チーズがこれでもか!と載っていて満足感高めです。
ヨーロッパは電子レンジが一般的ではないため、調理方法は180度のオーブンで20分という記載。
初めの方はちゃんと守っていたのですが、オーブンを予熱するのがめんどうで時々電子レンジで適当にチンしていました。笑
日本とは違ってボリュームが大きいのでお腹いっぱいです。
カリーブルスト
屋台に行くとどうしてもプレーンなソーセージを食べがちで、あまり注文せずにいたカリーブルスト。
スーパーでチルド品を見つけたのでチャレンジしました。
レンジでチンして完成。カリーソースがかなり濃くて、パンを挟みながらいただきました。
普通のソーセージはいっぱい売っているけど、カリーブルストだけはこの一種類しか見つけることができませんでした。正直に言うと、カリーブルストは屋台で食べた方が絶対に美味しいです。。
他にもソーセージはいろいろスーパーで買っていて、白ソーセージや粗挽きブルストをよく食べていました。
どのソーセージもかなり大きいので、10分以上加熱しなくちゃいけないのがちょっと大変だったけど美味しかった〜。
ボリュームのあるソーセージが安くて手軽に手に入る環境、最高でした。
冷凍シュニッツェル
レストランでシュニッツェルはよく食べるけど、オーストリア人は普段は冷凍食品とか使うのかな?と思って買ってみた冷凍シュニッツェル。
冷凍シュニッツェルは肉の種類が豊富で、羊・鳥・豚・牛とほぼ全ての種類が揃っていました。
写真は鶏肉のシュニッツェル。
油で揚げて作るのですが、表記を見ると揚げ時間は13分と結構長めでびっくりしました…。
少なめの油で良いかと思ってフライを始めたら、シュニッツェルがどんどん油を吸ってちょっと焦がしました。
本場のシュニッツェルは溶かしたバターをかけますが、冷凍だと油で揚げて終了なのでお店で食べるよりはちょっとあっさりめ。
お肉が分厚く、一枚でお腹いっぱいになりました。
だいたい一袋で3-5枚ほどシュニッツェルが入っているので、長期滞在か大人数でいかないと消費が難しいのが難点です。
フルーツ
ウィーンはフルーツが安かったのでほぼ毎食食べていました。
安くて大量に入っている分、当たり外れもあるのですが、これはどうしても食べられない…!というレベルのはずれはないのでご安心を。
主に食べていたのが桃とリンゴやベリー。
写真の右側に写ってるメロンはずっと食べたいなぁと思っていたのに、食べずじまいになってしまいました…。次にウィーンに行った時は絶対チャレンジしたいです。
私は主にスーパーで買っていましたが、ナッシュマルクトなどのマーケットでもたくさんのフルーツが売られていました。
ナッシュマルクトではりんご一つとっても、このリンゴは生食用、製菓用…などと種類がたくさんあって選ぶのも楽しかったです。
フラットピーチ
日本では蟠桃といわれる平べったい桃です。
日本の柔らかくてジューシーな桃とは違って、硬めのカリカリした食感で甘さは控えめ。私はこの桃が大好きで、1日2個は食べていました。
BIOの桃を買って、水でさっと洗って皮ごと食べていました。この皮も美味しい。
丸齧りもいいけれど、チーズやサラダに入れても美味しかったです。
日本でも予約注文をすれば買えますが、日常的にスナック代わりに食べたい…!
プラム
ちょうどプラムがシーズンだったので、まるまるとした大きなプラムがスーパーにたくさん並んでいました。
酸っぱすぎるものもあれば、甘くてジューシーなものもあってプラムは特に当たり外れが激しかった気がします。笑
プラムはオーストリア産が多買った気がします。スイーツもプラム味が多いので国民的なフルーツなのかな。
オーストリアにはプラムシュニッテというスイーツが人気らしいので、機会があれば食べてみたい!
りんご
オーストリアのりんごは小ぶりでおやつにピッタリ。一袋に小さめのりんごが十個以上入っているので、よく買って食べていました。
これもBIOのものを買って丸齧り。
赤いリンゴの他に青リンゴもよく売られているので、交互に買って食べていました。
ナッシュマルクトで買ったりんごが水々しくて美味しかったなぁ。
オーストリアはフルーツが安いので、日常的に食べやすくてよかったです。
ウィーンで食べたいものはまだまだいっぱい
約1ヶ月の滞在ですが、胃のキャパシティと食べたいものの量が折り合わず食べずじまいで終わってしまったものも多数あります。
トゥルツェスニエフスキーのオープンサンドはいつも美味しそう!と思いながら、買うタイミングを逃して食べれなかったし、シュニッツェルバーガーも後回し…。スーパーのデリや街角のスイーツももっと片っ端から食べ歩きたい!
一人旅だとシェアができず、すぐお腹いっぱいになってしまうのが難点なので、次は食い倒れ旅と称してお供を連れていきたいと思います。